2016年11月26日土曜日

今朝のできごと


明け方、Al Czopak 君がMessageを飛ばしてきた。Al(アル)君は、忘れた頃にメッセージを送ってくる特徴がある。

彼はオーストリア人で、今はスイスで外科医を目指して頑張っている若い研修医だ。独学で日本語を勉強しているという、ちょっと不思議な大の親日家だ。

貴社はいつから映像システム LiveStreamer を開発・販売しているの?

「貴社」なんて言葉も使える。 それからの一連の答えが不思議と自然に説明ができたので、記しておこうと思い、このページを書き始めている。

1999年にこの会社(DGSメディカルの前身:DGSコンピュータ)を作ったよ。その時に一番初めに岡田先生にアドバイザーを頼んだんだ。最初の頃は、オペ室映像システムはまだやってなかったけど。

何度かの経営危機があったけど、今は安定しているよ。ただ、あまり売り上げと人数は増えないね。今は、20人で年間3.5億円ぐらいの売上だ。 

ぼくは、次の5年で10億円の会社にしたいと思ってる。その時の人数は、あまり増やさないで、40人ぐらいで達成したいな。

そのときには、ザッポスのような、尖った特徴をもった会社で、会社のメンバが幸せだと感じるような会社にしたいな。特に、技術者と年寄りがハッピーな会社にしたいと思っている。第一、そのときには、私自身が年よりになっているからね。

海外進出は、その次の5年かな。それは、まだよくイメージが湧かない。僕は日本語を使って、日本の商習慣の中で案件獲得するのが得意なんだ。つまり、病院の誰に、どの様にアプローチしたら良いかを知っているし、出来る。だけど、海外だったら僕の強みが活かせないな。

海外進出の部分は、ちょっと、リップサービスでもあったかもしれない。アルくんからの応答はまだないけど、忘れた頃に、何か反応してくれるだろう。

2016/11/26
寒い朝 @八王子の自宅










2016年11月24日木曜日

会社のビジネススタイル


会社のビジネススタイルを以下の2つに分けて考えてみる。

1.自己完結型ビジネス
2.他社補完型ビジネス

元請けとか、下請けとかという考え方ではなく、

自社だけで、あるひとかたまりの案件を解決することが可能なビジネス形態、と、自社のビジネスは、いずれかの他社のビジネスを完成させる補完型ビジネス形態と考えてみたい。

自己完結型ビジネスは、おうおうにして、0か100かになりやすい。取れるか、取れないか、ALL or NOTHING。

それに対して、他社補完型ビジネスは、他社に自社の価値を提供して、トータルとして顧客に総合的な価値を提供しようという商売だ。この場合は、全体の案件における、部分を補完するわけで、それが、必要不可欠な価値となれば、なかなかに強い。自己完結型のビジネススタイルの会社に採用されると、彼らが受注活動を本気でやってくれる。

他社補完型ビジネスで大切なことは、提供する価値を研ぎ澄ませること。その価値が必要不可欠・唯一無二となるべく、その一点に集中するべき。

自己完結型ビジネス形態の会社が、その価値を自社で実現したら、それは要らなくなるのではないか?と思うかもしれないが、その価値がニッチ領域で、洗練されたものであれば、「買ってきたほうが安い」という発想を彼らはするものなのです。

2016/11/24
雪の朝 @八王子



2016年11月6日日曜日

検診センターにおける内視鏡画像のPACS統合の方法


検診センタにおいて、内視鏡検査の重要性は論を待つまでもありません。実際、多くの検診施設において、バリウム検査の代わりに内視鏡検査が行われています。

内視鏡画像を、検診施設では、どのように保管してらっしゃいますでしょうか。昇華型カラープリンタから出力して印画紙で保管されていますか?それとも、昔ながらのMOで保存されていますでしょうか。

今回は、検診施設様におきまして、内視鏡画像を、PACSに統合するための装置「DICOMizer(ダイコマイザー)」を利用したシステム化方法をご紹介します。

DICOMizerは、あらゆる内視鏡装置(オリンパス社製・富士フィルム社製ともに)を、完全に院内PACSシステムに統合することが可能な装置です。“完全に”と申しますのは、すでにPACS連携を行っている他のモダリティ(たとえば、CTや超音波装置)などと、全く同じ運用が内視鏡においても可能になります、ということを意味しています。

以下が、検診施設さま向けのシステム構成例です。



ここで、内視鏡装置には、DICOMizerNEO(ダイコマイザーネオ)と呼ぶ製品を装備いたします。上図にお示ししますように、検診システムでは、検診者を特定していただきまして、その検診者情報をDICOMizer NEO に自動転送いたします。つまり、内視鏡側では、なんら操作を必要としません。

そして、検診システム側で特定した患者情報が、内視鏡装置に「ポン」と表示されます。このように、DICOMizer NEOを利用いたしますと、内視鏡装置が院内PACS装置に「完全に」統合させることができます。

DICOMizer NEO のご案内は、以下からご参照ください。